こんにちは!オンライン家庭教師『東大コネクト』の編集部長 ”赤 門太”です。本サイトでは、弊社所属の現役東大生講師50名から取ったアンケートをもとに、毎日の勉強や子育てに役立つ情報を発信しています。
はじめに
今年もいよいよもうすぐ夏休みがやってきますね。高校3年生の皆さんにとって、この時期は大学受験に向けてスタートダッシュをきる絶好のチャンスです。弊社の東大生50人にインタビューした結果、彼らが高3の夏に実践していた勉強法には、いくつかの共通点がありました。今回は、その中から特に重要な3つの勉強法を紹介します。この夏休みを有意義に過ごし、第1志望の大学合格への一歩を踏み出しましょう!
勉強法1:復習に徹底すべし
夏休みは過去問や難しい問題に挑戦したくなる時期ですが、高3の夏はむしろ基礎の復習に徹底すべきです。東大生たちが口を揃えて言うのは、「夏休みに特別なことをする必要はない」ということです。夏休み前と同じように、毎日の勉強をコンスタントに続けることが大切です。
具体的には、高1から高3までに習った基礎を徹底的に復習することに重点を置きましょう。特に、数学や英語などの最重要科目はこの夏休みでしっかりと復習し、基礎を固めることが重要です。
数学では、基本的な公式や定理を再確認し、それを使った基本問題を繰り返し解くことが大切です。例えば、因数分解や三角関数、微積分などの基礎問題を中心に取り組みましょう。これにより、基本的な解法がしっかりと身につき、難しい問題に対しても応用が利くようになります。また、ミスを防ぐために、自分の解答を見直す習慣も身につけてください。
英語では、単語や文法の復習を徹底しましょう。毎日少しずつ単語帳を進め、忘れた単語がないか確認することが大切です。文法についても、基本的な構文や時制、助動詞などの基礎をしっかりと押さえましょう。これにより、長文読解や英作文の際に、自信を持って取り組むことができます。
過去問や難しい問題に手を出す前に、まずは基礎の復習を徹底することで、全体の理解度が深まり、実力が安定します。夏休みは長期的な学習のリズムを保つ絶好の機会です。毎日の復習を欠かさずに行い、基礎をしっかりと固めることが、志望校合格への最短ルートです。
勉強法2:時間にこだわる
勉強の質を高めるためには、まずは量をこなすことが重要です。東大生たちの多くが実践していたのは、「毎日10時間勉強する」といった具体的な時間目標を設定する方法です。質の高い勉強は、十分な量の勉強をこなす中で初めて見えてくるものです。時間をかけて多くの問題に取り組むことで、自然と勉強の質も向上します。
例えば、「毎日この数学の問題集を10ページ進めよう」という目標を立てるよりも、「毎日10時間勉強しよう」という時間目標を設定する方が、継続しやすくなります。勉強の量を確保することがまず重要であり、その中でどの科目にどれだけの時間を割くかを調整することが大切です。時間目標を設定することで、勉強のペースが一定に保たれ、無駄な時間を減らすことができます。
具体的な勉強時間の確保方法としては、1日のスケジュールを細かく計画することが有効です。例えば、朝の8時から午前中に3時間、午後に4時間、夜に3時間といった具合に、具体的な時間割を作成します。また、勉強の合間に適度な休憩を取ることで、集中力を維持しやすくなります。50分勉強して10分休憩を取る「ポモドーロ・テクニック」などを取り入れると良いでしょう。
さらに、勉強時間を確保するためには、スマホやSNSなどの誘惑を避ける環境を整えることも重要です。勉強する場所を決め、集中できる環境を作ることで、効率的に勉強を進めることができます。また、親や友人に協力をお願いし、勉強時間中は邪魔をしないようにしてもらうことも効果的です。
このように、毎日の勉強時間にこだわり、量を確保することが、学力向上の鍵となります。継続して多くの勉強時間を確保することで、自然と勉強の質も向上し、志望校合格への道が開けてきます。
勉強法3:具体的な目標
夏休みの勉強を効果的に進めるためには、具体的な目標を設定することが非常に重要です。漠然と「頑張ろう」と思うだけではなく、何をどれだけやるのかを明確に決めることで、効率的に学習を進めることができます。東大生たちが共通して実践していたのは、シンプルかつ具体的な目標設定です。
まず、夏休み全体の目標を設定しましょう。例えば、「数学の基礎問題集を2周する」「英単語帳を全て覚える」といった具体的な目標を立てます。これにより、毎日の勉強内容が明確になり、無駄なく学習を進めることができます。
次に、その目標を達成するための週ごとの計画を立てます。例えば、4週間の夏休みであれば、1週目は数学の基礎問題集の前半を解く、2週目は後半を解くといった具合に、週ごとの目標を設定します。これにより、大きな目標を小さなステップに分けて実行することができ、達成感を感じながら勉強を進めることができます。
また、具体的な目標を立てる際には、あまり多くのことを詰め込みすぎないように注意しましょう。一度に多くのことをやろうとすると、結局どれも中途半端になってしまうことが多いです。重点的に取り組む科目やテーマを絞り、質の高い学習を目指しましょう。
例えば、英単語の暗記を目標にする場合、「毎日100個の単語を覚える」などの具体的な数値目標を設定します。また、覚えた単語を確認するために、定期的にテストを行うことも効果的です。これにより、自分の進捗を確認しながら学習を進めることができます。
さらに、目標を達成するためのモチベーション維持も重要です。毎日の目標を達成したら、小さなご褒美を設定するなど、自分を励ます工夫を取り入れましょう。また、友人と目標を共有し、互いに励まし合うことで、モチベーションを高めることもできます。
具体的な目標を設定し、それを達成するための計画を立てることで、夏休みの学習効果は格段に向上します。明確な目標を持って、充実した夏休みを過ごし、志望校合格に向けて確実に前進しましょう。
おわりに
高3の夏は、大学受験に向けて最も重要な時期の一つです。この期間にどれだけ効率的に勉強できるかが、志望校合格の大きな鍵となります。今回紹介した「復習に徹底すべし」「時間にこだわる」「具体的な目標」は、東大生たちが実践していた確かな勉強法です。
毎日の努力を積み重ねることで、大きな成果を手にすることができます。夏休みの間に基礎をしっかりと固め、長時間の勉強を習慣化し、明確な目標を持って取り組むことで、自分の成長を実感しながら学習を進めていけるでしょう。
みなさんの努力が実を結び、志望校への合格という大きな目標を達成できることを心から応援しています。自分を信じて、全力で取り組んでください。充実した夏休みを過ごし、素晴らしい成果を手に入れましょう。頑張ってください!